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生前整理で人生を振り返る

遺族の負担を減らす

亡くなった方の故人は、遺族にとっては、遺品を整理するという仕事を残すことになります。
さらには、亡くなれば葬式の手配や準備などもあり、葬儀後の初七日などもあり、遺族は忙しい毎日を過ごします。
そのような事もあり、生前整理を行うと、死後に家族への負担を減らすことが可能です。
遺品整理の手間を省くことで、故人を偲び、ゆっくりと思い出にし浸ることも出来るでしょう。

また相続の問題もあるので、生前整理で遺産分配を決めておけば、トラブルを少なくできます。
これは遺言書を作成して、残すこととなり、遺産の受け渡し先をはっきりとさせます。
相続のみならず、形見を残すことも出来ます。
死亡後は、遺品整理を行い、故人の物はすべて捨ててしまうこともあり、形見が残らないこともあります。
そのような残したい物まで、捨てられるのを避けることも可能です。

生前整理の行い方

生前整理を考える人

・財産リスト作成

まずは、自分の財産が何であるか、リストを作成しましょう。
リスト化する財産としては、お金に換えられるものを探していきます。
土地や貯金がそれにあたり、家財道具なども価値があれば、リストに記載しましょう。
リスト化する時は、所在場所も一緒に記載し、財産のある場所を明確にしておくと、家族が探す時間を省けます。

・捨てる物を分ける

所有物の整理を行っていきます。
このときには、段ボールなどを用意し、捨てる物と保管する物を分けていきます。
捨てる物はゴミ袋などに入れて、そのまま処分していらない物を残さないようにします。
このときに、形見として残したい物があれば、別の箱などで保管すると良いでしょう。
保管するものは、死亡後にどう扱うかも、決めておくと良いです。

・少しずつ早めに行う

生前整理は、今日行い今日中に家の中のものを全部片付けようと思ってはいけません。
それは引っ越しするような労力を使ってしまい、生前整理する気力をなくすでしょう。
コツとして、少しずつ出来る範囲で、体力と相談しながら行うことです。
特に老後行おうと思うと、体が思ったほど動かないので、一気に行うのは難しいです。

小さな物から少しずつ行い、出来るだけ早めに開始した方が良いでしょう。
家具などは自分一人で処分するか判断に困ることもあるので、迷ったときは家族と相談すると良いです。
また生前整理を行い完了したら、1年に1回は見直すと良いでしょう。
必要な物や不必要な物が表れたり、相続先を考え直すこともあります。

場合によっては、整理する専門の業者もあるので、あまりに物が多いならば、そのような業者を使うのも、1つの方法です。
または、自分一人で難しいと感じたならば、家族の手を借りながら、生前整理を行っていっても良いでしょう。